コラム男の介護

【会員さんからの呼びかけ】厚労省に一人ひとりの意見を届けよう!!

介護保険制度が発足して10年、この間3回の見直しがありました。その度に細分化、複雑になり利用者にとっては使いづらく、これもダメ、あれもダメというのが実態です。
 男性介護研究会(男性介護ネット)のワークショップのなかでは幾つかの問題点が話されていました。「要介護認定」「介護と仕事」「医療と介護」「福祉用具のレンタル」「食費と居住費」「経済的負担」「税方式か保険方式」「社会福祉、社会保障とは」等々。
在宅であれ、施設であれ、区別することなく、 誰もが必要に応じたサービスを受けられるようにするべきです。介護保険10年、介護の社会化はまだまだです。今後どのようにつくっていくかは私たちにかかっています。
日常、介護をしていて疑問を感じること、こうしてほしいとかの要望など介護実態から出てくる真実の声を厚労省に届けようではありませんか。
いま、厚労省では「介護保険に関する国民の皆さまからのご意見募集」を実施しています。(平成22年2月24日~3月31日まで) 
介護保険制度10年、2年後には見直しが予定されています。(3年毎の見直し)
人は必ず老後を迎えます。安心した老後生活を築くため、また自立した環境をつくるため、制度をもっとより良いものにつくり直していくことが大事です。
厚労省政務官山井議員は必ずすべてに目を通すと言っています。(メールマガジン)
厚労省に意見を出しても、ほとんど取り上げてもくれない、あまり意味がないと否定的にとらえるのでなく、もっと前向きにできることから取り組んでいくことが大切です。
私たちは全国で、いろいろな「介護の会」をつくり、自発的に活動してきています。そのなかで会だけでは解決できないことはたくさんあります。国、自治体等の行政に声を挙げ、働きかけていくことも必要になってきています。利用者、介護者、介護従事者、事業者、支援者等々がそれぞれの立場から意見を発信していくことが私たちの生活を良い方向に変えていくことになります。  
(厚労省ホームページを参照してください)

(更新:2010/03/03)
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